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★コラーゲン臨床試験★

○アミノ酸合成やその血中への放出が活発になる

2週間後以降徐々に増大していくIタイプ(タウリン、トリプトファンなど)あるいは減少していくDタイプ(アルギニン、プロリンなど)の2系列のアミノ酸グループのあることがわかりました。
必須アミノ酸、たとえばロイシン、リジン、バリン、フェニィルアラニンなどに限っても、I、D両タイプが見られました。

また図に示したように特にタウリン、ヒドロキシプロリンの増大がいちじるしく、他にメチオニン、スレオニン、オルニチン、プロリン、グリシン、α-アミノ酪酸、イソロイシン、トリプトファン、アルギニンなどが増加しています。
プロリンはこの期間まだ減少しているものの、これらの最初の前駆体であるオルニチンはすでに1ケ月後には増大傾向を示しています。
このことは、次のヒドロキシプロリンの再生のための準備がすでになされ始めているように考えられます。
一方、(スカール・ウロコ)コラーゲンの構成アミノ酸として、タウリン、α-アミノ酪酸、オルニチン、トリプトファンなどは存在していません。 にもかかわらず、(スカール・ウロコ)コラーゲンを飲むことによってタウリンやトリプトファンなどの健康作りに必要なアミノ酸が、その代謝系で生合成されているということは、大変興味のある事実だと思います。もともと存在しないこれらのアミノ酸は、2週間後に最大濃度となり、1ケ月後には徐々に増大していくIタイプの構成アミノ酸の系列に分類されることもわかりました。
いずれにしてもこれらの結果から、服用された(スカール・ウロコ)コラーゲンの成分は消化管を通して消化、吸収され、細胞の活性化に利用されていることが実証されました。
このように、(スカール・ウロコ)コラーゲンを飲むことによって、体内のほとんどのアミノ酸合成やその血中への放出が活発になるということは驚異としかいいようがありません。

タウリン:牛の胆汁、貝、イカ、タコ、カキなどの軟体動物の肉エキスの主成分(通常、元気の元とか疲労回復効果があるとして認められている)で含硫黄アミノ酸の一種です。NH2-CH2-CH2-SO3H

【タウリンが血中に放出】

(スカール・ウロコ)コラーゲンには含まれていないタウリンがどのようにして体内で作られるのか、興味があるところです。
動物由来に比べて(スカール・ウロコ)コラーゲンは、含硫アミノ酸であるメチオニンを5~6倍含んでいます。しかし、この硫黄がタウリンの生合成に使われるとは考えにくいのです。その理由はこのメチオニン自体も2週間後には増加しているからです。
食物から摂取された硫黄を利用して体内に貯えられていたタウリンが血中に放出されると考えるのが自然であるといえるでしょう。

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