ヒドロキシプロリンの量の少ないほど、三つ編構造はほどけやすく、長い糸も小さく切れやすくなり、また水に溶けやすい性質があります。
そういうことから、同じコラーゲンでもヒドロキシプロリンの量は、牛・豚に比べて魚のウロコは半分しかないため、ほどけやすく、したがって消化、吸収性に優れているといえます。
ルウ研究所のコラーゲンは、魚由来(真鯛)を原料とし、独自製法で低分子の高い濃度(10%)水溶液でも固まらず液体の状態を保つものを開発しました。したがって、さらに消化・吸収性が高いといえます。
高分子のものは、1~2%溶液で固まってしまいます。つまり、液体では保存が効きにくくなります。しかし、高分子の場合は、このコラーゲンの性質を利用してゼリーやアイスクリーム、プリンなどの凝固剤として利用することができます。
○低分子コラーゲン=固まりにくい
○高分子コラーゲン=固まりやすい
近年、狂牛病などの問題から、コラーゲンの原料は動物性から魚由来に変わりつつありますが、コスト面などから動物性のコラーゲンが多いのも現実ですが、魚のウロコは未利用資源(利用されていない資源)として、環境問題・資源不足・エコの視点からも注目されています。